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■ 休診日:木曜・日曜・祝日
めまい
めまいは、からだの平衡感覚を保つ機能に障害が生じると起こります。めまいを訴える人の数は、厚生省の国民生活基礎調査で約240万人にのぼっています。
めまいの症状は様々で、ぐるぐる回っているようなめまい(回転性めまい)、からだがふらふらする、船に揺られている感じ(浮動性めまい)、目の前が暗くなり気を失うこともある、頭から血の気が引く感じ(失神性めまい)などに分けられます。
からだの平衡感覚をつかさどる器官は、内耳(三半規管、耳石)、前庭神経などの末梢器官と、脊髄、脳幹、小脳、視床、大脳皮質などの中枢器官に分けられ、前者の異常によるめまいを末梢性めまいと呼び、後者の異常によるめまいを中枢性めまいと呼びます。末梢性めまいは回転性めまいが多く、中枢性めまいは浮動性が多いといえますが、末梢性めまい=回転性めまい、中枢性めまい=浮動性めまいとはいえません。また、失神性めまいは、循環器系の異常(心不全、起立性低血圧、高血圧症、不整脈、血管迷走神経反射、貧血)などにより中枢器官の血流低下により起こります。
末梢性めまいを起こす病気は、メニエール病、前庭神経炎、突発性難聴、聴神経腫瘍、薬剤性などのめまいなどがあります。メニエール病は、難聴、耳鳴り、耳閉感などを伴い、発作的に生じる強い回転性めまいであり、数分から数時間つづき、内リンパの異常により起こります。前庭神経炎は、風邪症状から1~2週間後に、突然回転性めまいを生じます。めまいの中で最も強烈な症状で、2~3週間で自然軽快します。突発性難聴は、聴神経に炎症がおき、突然強い難聴が起こります。耳鳴りを伴うこともありますが、めまいは比較的軽いものです。聴神経腫瘍は、脳腫瘍(良性)の一種で、聴神経に腫瘍ができ、大多数は徐々に難聴が進みます。20%に突発性の難聴ではじまることがあります。腫瘍が大きくなると、周囲の脳組織を圧迫し、顔面神経麻痺やめまいなど様々な症状を生じます。薬剤性めまいは、結核の治療薬(ストレプトマイシン、カナマイシン)など抗生物質の後遺症で生じるめまいです。
中枢性めまいの原因としては、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)、椎骨脳底動脈循環不全、良性発作性頭位変換性めまい、脊髄小脳変性症、脳腫瘍などがあります。脳卒中によって平衡感覚の経路(脳幹、小脳、視床、大脳皮質)のどこかが障害をうけるとめまいが生じます。めまいは突然に発症し、短くても20~30分は続きます。言語障害や半身麻痺、感覚障害などを伴うこともあります。椎骨脳底動脈循環不全は、脳梗塞には至っていないが、椎骨動脈や脳底動脈の狭窄や閉塞などのために、一時的に脳幹や小脳の循環不全を来し、めまいを生じます。椎骨動脈や脳底動脈に異常がなく、その、より中枢の鎖骨下動脈や腕頭動脈に狭窄を認める場合もあります。また、椎骨動脈は頸椎の骨の中を走行するため、頸椎症などにより、頭を動かしたときに椎骨動脈が狭窄もしくは閉塞し、めまいを生じる場合もあります。良性発作性頭位変換性めまいは、頭を動かしたときだけに生じる回転性めまいであり、20秒以内で自然におさまるのが特徴です。しかし、MRIやMRAにより脳卒中や椎骨脳底動脈循環不全が否定されて初めてつけられる病名です。脊髄小脳変性症は、脳幹、小脳、脊髄が徐々に萎縮してくる病気で、歩行時のふらつきで発症し、徐々に症状が進行していく希な病気です。脳腫瘍のめまいも徐々に進行します。めまいを生じるのは脳幹部の腫瘍や小脳腫瘍に多くみられますが、大脳の脳腫瘍でもめまいを生じる事はあります。
めまいの診断で、重要となるのは、発症の仕方(突然か、徐々にか)、症状の持続時間、随伴症状(難聴、耳鳴りなどを伴うか)です。難聴や耳鳴りを伴う場合は、末梢性めまいの可能性が高いと言えます。
めまいの治療で、緊急性があり命に関わる病気は、脳卒中や脳腫瘍など脳に関わる病気です。めまいが出た場合は一度、頭部MRI、頭部MRA、頚部MRAなどの検査をお勧めします。
また、末梢性めまい、中枢性めまい、循環器系の異常による失神性めまい以外に、心因性めまいが挙げられます。心因性めまいは、めまい全体の約30%と言われており、以上の病気に当てはまらない場合、心因性めまいを考慮する必要があります。
めまいの症状は様々で、ぐるぐる回っているようなめまい(回転性めまい)、からだがふらふらする、船に揺られている感じ(浮動性めまい)、目の前が暗くなり気を失うこともある、頭から血の気が引く感じ(失神性めまい)などに分けられます。
からだの平衡感覚をつかさどる器官は、内耳(三半規管、耳石)、前庭神経などの末梢器官と、脊髄、脳幹、小脳、視床、大脳皮質などの中枢器官に分けられ、前者の異常によるめまいを末梢性めまいと呼び、後者の異常によるめまいを中枢性めまいと呼びます。末梢性めまいは回転性めまいが多く、中枢性めまいは浮動性が多いといえますが、末梢性めまい=回転性めまい、中枢性めまい=浮動性めまいとはいえません。また、失神性めまいは、循環器系の異常(心不全、起立性低血圧、高血圧症、不整脈、血管迷走神経反射、貧血)などにより中枢器官の血流低下により起こります。
末梢性めまいを起こす病気は、メニエール病、前庭神経炎、突発性難聴、聴神経腫瘍、薬剤性などのめまいなどがあります。メニエール病は、難聴、耳鳴り、耳閉感などを伴い、発作的に生じる強い回転性めまいであり、数分から数時間つづき、内リンパの異常により起こります。前庭神経炎は、風邪症状から1~2週間後に、突然回転性めまいを生じます。めまいの中で最も強烈な症状で、2~3週間で自然軽快します。突発性難聴は、聴神経に炎症がおき、突然強い難聴が起こります。耳鳴りを伴うこともありますが、めまいは比較的軽いものです。聴神経腫瘍は、脳腫瘍(良性)の一種で、聴神経に腫瘍ができ、大多数は徐々に難聴が進みます。20%に突発性の難聴ではじまることがあります。腫瘍が大きくなると、周囲の脳組織を圧迫し、顔面神経麻痺やめまいなど様々な症状を生じます。薬剤性めまいは、結核の治療薬(ストレプトマイシン、カナマイシン)など抗生物質の後遺症で生じるめまいです。
中枢性めまいの原因としては、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)、椎骨脳底動脈循環不全、良性発作性頭位変換性めまい、脊髄小脳変性症、脳腫瘍などがあります。脳卒中によって平衡感覚の経路(脳幹、小脳、視床、大脳皮質)のどこかが障害をうけるとめまいが生じます。めまいは突然に発症し、短くても20~30分は続きます。言語障害や半身麻痺、感覚障害などを伴うこともあります。椎骨脳底動脈循環不全は、脳梗塞には至っていないが、椎骨動脈や脳底動脈の狭窄や閉塞などのために、一時的に脳幹や小脳の循環不全を来し、めまいを生じます。椎骨動脈や脳底動脈に異常がなく、その、より中枢の鎖骨下動脈や腕頭動脈に狭窄を認める場合もあります。また、椎骨動脈は頸椎の骨の中を走行するため、頸椎症などにより、頭を動かしたときに椎骨動脈が狭窄もしくは閉塞し、めまいを生じる場合もあります。良性発作性頭位変換性めまいは、頭を動かしたときだけに生じる回転性めまいであり、20秒以内で自然におさまるのが特徴です。しかし、MRIやMRAにより脳卒中や椎骨脳底動脈循環不全が否定されて初めてつけられる病名です。脊髄小脳変性症は、脳幹、小脳、脊髄が徐々に萎縮してくる病気で、歩行時のふらつきで発症し、徐々に症状が進行していく希な病気です。脳腫瘍のめまいも徐々に進行します。めまいを生じるのは脳幹部の腫瘍や小脳腫瘍に多くみられますが、大脳の脳腫瘍でもめまいを生じる事はあります。
めまいの診断で、重要となるのは、発症の仕方(突然か、徐々にか)、症状の持続時間、随伴症状(難聴、耳鳴りなどを伴うか)です。難聴や耳鳴りを伴う場合は、末梢性めまいの可能性が高いと言えます。
めまいの治療で、緊急性があり命に関わる病気は、脳卒中や脳腫瘍など脳に関わる病気です。めまいが出た場合は一度、頭部MRI、頭部MRA、頚部MRAなどの検査をお勧めします。
また、末梢性めまい、中枢性めまい、循環器系の異常による失神性めまい以外に、心因性めまいが挙げられます。心因性めまいは、めまい全体の約30%と言われており、以上の病気に当てはまらない場合、心因性めまいを考慮する必要があります。
医院概要
医院名 | おおくぼ脳脊椎クリニック |
診療科目 | 脳神経外科・内科 |
住所 | 茨城県土浦市並木5-4079-1 |
電話番号 | 029-832-8732 |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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