茨城 土浦市 脳神経外科 脳卒中 おおくぼ脳脊椎クリニック

脳卒中とは、脳の血管の閉塞や破綻により突然発症する疾患の総称です。
脳の血管が突然つまれば、脳梗塞を起こし、脳の血管が突然切れると脳内出血やくも膜下出血を起こします。

脳卒中は大きくわけると、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血の3つに分けられます。それぞれ重症になると、命を落としたり、命は救われても重度の後遺症を残す危険があり怖い病気です。

日本では、昔から脳卒中が多い国で、昭和26年から昭和55年までは死因の第1位でした。医療の進歩と塩分制限などのおかげで亡くなる人は減っており、平成24年は、がん、心疾患、肺炎についで死因の第4位となりました。しかし、脳卒中が減ったわけではなく、命は助かっても後遺症で苦しんでいる人が多くなったというのが現状でしょう。寝たきりになる原因としては第1位です。また、要介護の原因の第1位です。

脳卒中は予防が重要だというのが、20年以上救急医療の現場に従事してきての正直な感想です。

脳卒中の予防を考えるためには、まず、なぜ脳卒中をおこすのかという原因を考えなければいけません。

脳卒中の原因は、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血でそれぞれ違うため、一つずつお話します。