茨城 土浦市 生活習慣病 おおくぼ脳脊椎クリニック

生活習慣病は、生活習慣に起因する疾患で、脂質異常症、高血圧症、糖尿病などがあげられます。さらにその原因として肥満があり、内臓肥満に関連して起こる症候群をメタボリック症候群と呼びます。言い換えればメタボリック症候群が脂質異常症、高血圧症、糖尿病の大きな原因となります。また、脂質異常症、高血圧症、糖尿病などが、脳血管疾患、心疾患、がんなどの要因となることがあります。

脳血管疾患、心疾患、がんは、2013年厚生労働省の統計を参考にすると、死因の約53%を占めています。脳血管疾患、心疾患、がんなどを予防するためには、まず、生活習慣病、メタボリック症候群にならないことです。

既に生活習慣病で治療を受けている方も、食生活の見直しや生活習慣を改善することにより動脈硬化の進行をある程度抑制することができます。もちろん、喫煙などもがんのリスクが上がるため禁煙が望ましいでしょう。脳血管疾患に関しては、心房細動や発作性心房細動などの治療をすることも重要です。

生活習慣病は、1997年頃から使われ始めた言葉です。それまでは成人病とよんでいました。成人病と呼ぶよりも生活習慣病と呼んだ方が、生活習慣を改善することで、がん、脳血管疾患、心疾患を予防しうることを認識させるために、呼び方が変わりました。

脂質異常症も、高血圧症も、糖尿病もほとんど症状はありません。いわゆるサイレントキラーです。じわりじわりと血管を蝕み、症状が出たときにはもう手遅れという事態を招くことを忘れてはいけません。知らず知らずのうちに人は血管から老いるということです。きちんとした予防と治療が必要です。